ミエル1ミリとは

●タブレットやスマホのフロントカメラ(インカメラ)に取り付けるモバイル顕微鏡で、厚さ1㎜のスライドグラスに載せた標本をピント合わせすることなく観察できます。
大きさが1mm程度のものを簡単に観察できることから、「ミエル1ミリ」という名称です。
●倍率は約30倍です。
●インカメラでズーム機能のあるカメラアプリ(iPhoneやiPadの場合は、「Microsoft Pixカメラ」または「シンプルカメラ」)をインストールして使ってください。100倍程度まできれいに観察できます。
●本体のサイズは、幅34㎜、奥行14㎜、高さ9㎜です。

何を観察できるか ープレパラートの作り方ー

プレパラートの作製には、以下のことに注意してください

  ・スライドグラスは厚さ1mm のものを使用する

  ・試料は平らにする

  ・ピントが合うのは、スライドグラスに面している部分だけ

プレパラートを作るには、以下のようにします

 《水分の少ないもの》

   スライドグラスにおいてセロテープでとめる

    【例:火山灰、デンプン、花粉、小さな昆虫(3㎜以内の標本)】

 《水分を含むもの》

   スライドグラスにおいて水を1 滴たらして

   カバーグラスをかける 
    【例:葉、茎の切片、根】

 《生きているもの》

   つぶさないようにテープで土手をつくり、カバーグラスをかける 
    【例:メダカ胚、ミジンコ】

観察事例 メダカ仔魚の心拍

使用上の注意

● 本製品は、iPad やi Phone に取り付け、厚さ0.9 ~ 1.2㎜のスライドグラスを用いた場合にスライドグラスに面した部分にピントが合うように作られています。

● 試料に厚みのある場合、試料の上の部分にはピントは合いません。
● 必ず本体を両面テープで固定してください。

●インカメラには、必ずレンズを真上からおいてください。少しでもずれるとピントが合いません。

● 一部のAndroid のスマホでも問題なく使用できることを確認していますが、取り付けた際に水平にならない場合は使用できません。
● WindowsタブレットやChromebookでも使用できることを確認しています。ただし、インカメラの画質がHD720pの機種をおすすめします。

ミエル1ミリの取り付け方

よくある質問

Q1.何倍ぐらいで見えますか
  レンズは約30倍です。デジタルズームを用いることで100倍程度まで見えます。

Q2.両面テープを貼り変えるのが面倒ですが、他に方法はないですか。
  商品に取り付けてある両面テープは、半年くらいは繰り返し使えます。タブレットに軽く貼り付けるようにしてください。粘着性がなくなりましたら、ある程度が粘着性の高い両面テープに貼り替えてください。

Q3.シャーレを置きたいのですが小さすぎて置けません。
  シャーレを置いて使用することは想定していませんが、シャーレを手で保持すれば観察は可能です。

Q4. 学校のiPadにアプリを入れることができません。
  無料で広告が出ないアプリであれば、教育委員会への申請でインストールしてもらえることがあります。「Microsoft Pix カメラ」というアプリは無料で広告が出ません。

Q5. 砂粒を見ようとしましたが、ぼやけて見えます。
  ミエル1ミリでピントが合うのは、スライドグラスに面した部分であり、試料の下面です。例えば砂のように光を透過しない試料を観察する場合は、下から照明することで砂の表面が見えます。

Q6. ピントが全く合いません
  メールでお問い合わせください。

Q7. サンプルの貸出しはありますか。
  貸出しはしておりません。 お使いの端末に使用できるかどうかについてはお問い合わせください。

ミエル1ミリの商品案内

・ご注文の際には色をご指定ください。ご指定のない場合はすべてブラックとさせていただきます。
・数量に応じて送料が異なります。送料が不足する場合は、一度キャンセルしていただくことになります。ご不明の場合はお問い合わせください。

ミエル1ミリの新商品  アダプタ付き 2022年6月1日発売

・ミエル1ミリに取り付けることで、スライドグラスを安定してミエル1ミリに載せることができます。
・ミエル1ミリの両面テープがケースにつかないように工夫されています。

授業実践例